発表風景 ↑クリックすると大きくなります
【日本鳥学会2017年度大会】
平成29年9月15〜18日、筑波大学で開催された日本鳥学会2017年度大会で、「ワカケホンセイインコの食性の報告」という表題でポスター発表しました。
都市部でのワカケホンセイインコの一年間の食性について、調査し蓄積した情報と皆様から寄せられた情報を整理しました。これにより2月〜4月にかけては桜の花蜜への依存性が強いことが分かりました。また以前は見られなかった行動として低い位置にある餌を採餌するようになったこと、さらに今年に入ってカキ園の青いカキが採餌されるといった農業被害が起こるようになったこと等、少しずつ食性に変化が起こっているようです。今後も食性がどのように変化していくか調査し、それに伴う懸念事項を検討していきます。
今回の発表にあたり多くの方から情報をいただき心から感謝いたします。この場を借りまして厚く御礼申し上げます。また、今後も引き続き情報を募集しておりますのでどうぞよろしくお願いいたします。
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東京都周辺における外来種ワカケホンセイインコの食性(FBN研究報vol.5(2018):13-16
【日本鳥学会2010年度大会】
平成22年9月18〜20日、東邦大学の習志野キャンパスで開催された日本鳥学会2010年度大会で、「東京都周辺におけるワカケホンセイインコの分布と繁殖環境」という表題でポスター発表しました。
皆様からいただいた情報を始めとし、日本鳥類保護連盟で調査して得た情報、東京工業大学で集めた情報、そして、文献情報等を一つの分布にとりまとめました。これにより、ワカケホンセイインコが広くて深い森林を好まないこと、東側は逆に緑地がないことで分布が広がっていないことなどを示すことができました。繁殖環境では、25箇所42番の情報を色々な角度で整理し、グラフで示しました。それらのグラフから、繁殖場所も高木の占める割合が少ないこと、穴は水平以外にも上向きの穴を使っていることを報告しました。
これらの成果は、皆様から寄せられた貴重な情報があってこそのものです。今後ともご協力のほどよろしくお願い致します。
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研究誌発表
神奈川県周辺におけるワカケホンセイインコの繁殖環境について(BINOS vol.15)
境川を通過するワカケホンセインコの個体数及び飛去時間の変動(BINOS vol.15)
この活動の一部は、公益財団法人 イオン環境財団からの助成で行いました。
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