top of page
【活動動画】
【活動による成果・効果または活動によって今後期待できること】
プールでのカワニナ養殖では、プールに生えている藻をカワニナが食べられることが確認された。また、夏を過ぎても生きているカワニナが見られたことから生息することが可能な環境ではあるかと考えられるが、その後のカワニナの姿は確認できなかった。カキ殻を河川に用いる実験ではカキ殻を入れている籠の中にカワニナが77匹、1匹のテナガエビが見られた。水生生物が増えることにより、河川の生態系の向上が考えられる。また、カキ殻の水質浄化作用もあり、河川を汚すことなく、カワニナを増やすことが可能であると考えられる。今後、カワニナが増えることでゲンジボタルが増えることが考えられる。
【アピールポイント(活動において特に工夫したこと、注意・注目したことなど)】
本校の目の前を流れる小川は奇跡の清流と呼ばれ、透明度が高く、水質調査でも水質階級Ⅰの素晴らしい河川として知られている。しかし、カワニナ、ゲンジボタルは指標生物として水質階級Ⅱの生物である。すなわち川が汚れていた方がカワニナ、ゲンジボタルにとって住みやすいのである。川を汚すことなく、カワニナを増やすことによってゲンジボタルを増やすにはどうすれば良いかと考え、プール、カキ殻の活用を考えつき、活動に取り組んだ。プールでのカワニナの養殖は成功とはいえないが、清流におけるカキ殻の活用に関しては成果がみられた。また、清流においてホタル保護のためにカキ殻や、カキ殻配合の肥料を川に撒いているという記事はあるが、カキ殻を籠に入れて経過観察した実験は見られない。カキ殻について定点観察することで、より詳しく環境への影響を調べることができた。また、カキ殻設置に当たって、内水面漁業共同組合会長参画の元、各地域で設置することが予定されている。学校だけでなく地域、内水面漁業協同組合等と協力して活動することができている。
学校ホームページ:
bottom of page