【学校名】
岡崎市立生平小学校
【活動タイトル】
守ろう! 野鳥がすみ続ける「ふるさと生平」
【活動開始年】1984年
【活動に関わっている学年および生徒の数】54人
【活動内容】
1 「知る」活動…野鳥を知ってふれあい、大好きになる
〇野鳥について知る活動
・ウォッチングカード ・野鳥検定
〇学校生活の中でふれあう活動
・昼の放送の愛鳥放送 ・縦割り親子探鳥会 ・1・2年生活科の愛鳥調べ
2 「守る」活動…野鳥調査から自然保護や環境保全について考える
〇全校で継続して行っている野鳥を守る取組
・バードセーバー作り ・冬季の給餌活動
〇「考え、守る」ふるさと学習の取組
① 3年生 「セキレイのすむ町 すてきな生平」
② 4年生 「ツバメとスズメ 仲よしプロジェクト」
③ 5年生 「プロジェクトわくわく池」~鳥が集まる池をめざして~
④ 6年生 「人と自然との共生」~みんな大好き「野鳥の森」プロジェクト~
3 「広げる」活動…自分たちの取組や環境保全の大切さを広げる
〇愛鳥委員会の取組
・愛鳥新聞の発行 ・ふるさと学習テーマ発表会やまとめ発表会の開催
4 「つなげる」活動…野鳥を守るために人々とつなげる
〇他校や地域への発信
・3年生の市役所への提言 ・6年生の野鳥の森コースにおける常磐東小との交流活動
【活動PR動画】
【活動による成果・効果または活動によって今後期待できること】
① 「知る」活動では、ウォッチングカードや縦割り親子探鳥会、野鳥検定の取組を年間を通して計画的に実施していることにより、子供たちは低学年のうちから野鳥の名前や種類を自然に覚え、野鳥への関心や思いを高めることができている。
② 「守る」活動では、系統立てて行っている「ふるさと学習」の各学年の実践により、ただ単に野鳥を守っていきたいという思いだけではなく、自然保護や環境保全に対して深い考えをもてるようになってきている。それらの考えを踏まえて、よりよい自然保護や環境づくりをしていこうとする行動力につながっている。
③ 「広げる」活動では、愛鳥新聞の学区回覧を行ったり、ふるさと学習テーマ発表会やまとめ発表会で保護者や学区の方を招いて発表したりすることにより、子供たちも自分たちの取組に成就感を抱くことができている。そして、子供たちが真剣に取り組んでいる愛鳥活動を保護者や地域の方も理解し、学区が一体となってサポーターになってくれている。
④ 「つなげる」活動では、昨年度は3年生が市役所への提言を、6年生が他校の小学生と交流して自分たちの取組を紹介することができた。学区外の人たちにも、自分たちの取組と生平学区の自然環境の素晴らしさを伝えることができた。それは、自分たちの愛鳥活動を見つめ、ふるさと生平のよさを強く意識することにもなり、子供たちの自然保護やこれからの野生生物保護活動へ思いを高めていくことにも大変効果があったと考える。
【アピールポイント(活動において特に工夫したこと、注意・注目したことなど)】
昨年度より生活科・総合的な学習の時間での「ふるさと学習」の探究過程を大切にして、子供たちが愛鳥活動を窓口にし、よりよい環境保全や環境形成について考え、行動していく「考え、守る」実践に取り組んでいる。学年段階での積み重ねを大切にしながら、ターゲットバードの調査より現状と向き合い、課題解決のために調べ、考え、行動・発信することで、自分たちにもできることがあることを実感し、「ふるさと生平」の自然保護や野鳥を中心とした多様な生物がすむことができるよりよい環境づくりを、一人一人が真剣に行っている。また、全校での活動は、縦割り班活動での異学年交流により、知識が伝承されたり多様な考えにふれたりして、考えがより深まっている。
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