【学校名】
愛知県立豊田西高等学校

【活動タイトル】

公連携を通じたアメリカザリガニの幼体駆除方法の確立

【活動内容】

 豐田西高校SS科学部は、2018度からトヨタ自動車貞宝工場内にある調整池にてトヨタ自動車、近隣の大学、豊田市矢作川研究所と連携した環境整備活動MORIBITOプロジェクトを行っています。この活動の中で、調整池内に条件付き特定外来生物であるアメリカザリガニが多数生息していることが確認されました。
アメリカザリガニの防除にはかご罠などを用いた捕獲が一般的ですが、こうした罠では体長の小さい個体(以下、幼体とする)の捕獲が難しく、調整池での捕獲も少数に留まっています。アメリカザリガニを駆除していくためには、体長の大きな成体と幼体を並行して捕獲する必要があるが、幼体に特異的な捕獲方法は現在全国的にも確立されていません。そこで、本活動では幼体を特異的に捕獲する罠の開発及びその普及に取り組んでいます。

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 【活動による成果・効果または活動によって今後期待できること】

 市販の農業コンテナをもとに、アメリカザリガニの幼体捕獲に限定した捕獲罠を開発しました。この捕獲罠は、コンテナ側面の穴によって幼体のみを限定捕獲することが可能となっています。調整池や市内の公園等でこの捕獲罠を使用し、実際に幼体を多数捕獲することに成功しています。開発した捕獲罠とかご罠などを併用することで、成体と幼体を分別しながら捕獲することで、淡水環境でのアメリカザリガニへの捕獲圧を一層高められることが期待されます。
 また、豊田市矢作川研究所にも同型の捕獲罠を作製及び使用をご協力いただき、本校と同様に幼体を多数捕獲することが出来ました。
 以上のように、開発した捕獲罠は「幼体の特異的な捕獲に適していること」「他の水域においても同様の効果が認められること」「他団体による同様の捕獲罠の作成においても有効性が期待できること」が示唆されています。

【アピールポイント(活動において特に工夫したこと、注意・注目したことなど)】

 開発した捕獲罠は、「材料費が1台あたり約2,000円と安価であり、ホームセンター等で容易に入手可能であること」「1台の作製に要する時間が約40分と短時間で済むこと」「水域にそのまま沈めて設置し、後日引き上げるだけで回収が完了するため、設置・回収作業が簡便であること」といった利点があります。今後、市内外の多様な淡水環境でも使用し、捕獲罠の運用方法について改善していきたいです。