
活動内容
昭和41年愛知県から「愛鳥モデル校」に指定されたことをきっかけに、「知る活動」「守る活動」「広げる活動」の3本柱を立てて、“多様な野生生物が集う滝脇の森づくり”を目指した愛鳥活動に地域住民の協力を得ながら全校で取り組み、学びを深めている。
<主な活動>
「知る活動」
愛鳥検定・探鳥会・愛鳥委員会の活動(愛鳥カルタ・クイズ大会)
「守る活動」
給餌活動(低学年)・ツバメ営巣調査(中学年)・カラ類の巣箱かけ、営巣調査(高学年)・野鳥の森整備(地域住民)
「広げる活動」
ツバメ営巣調査・自然いきいき発表会・希望家庭への巣箱配付・リーフレット作成
活動による成果・効果または活動によって
今後期待できること
① 「知る活動」により、子どもたちは楽しみながら野鳥について学び、興味をもって活動に取り組むことができた。体験的に学び、調査することによって分かったことをまとめ、情報を発信したいという子どもたちの意欲が高まった。
② 「守る活動」において、低学年が行う冬場の給餌活動では、より多くの野鳥を守り観察するために野鳥の好みそうな餌を考えて給餌台に設置した。低学年らしい発想で実験を行い、野鳥の不思議さと生きる力を感じることができた。高学年は毎年巣箱を作ってかけ、カラ類の営巣調査を行っている。過去のデータと比較しながら、営巣・巣立ちの成功・失敗理由について科学的根拠を基に、子どもたちが結果を考察し累積している。この活動によって、子どもたちは野鳥を愛おしく思うとともに身近に感じ、大切に保護していきたいという思いを高めている。
③ 「広げる活動」において、中学年の活動(ツバメ調査)で地域を巻き込んだ調査活動をしたり、学習したことを発表したりする場の設定や、リーフレットの作成を行ったりしたことで、子どもたちの活動を広く地域に伝え、野生生物保護活動の輪が広がるように活動している。
③「広げる」活動では、愛鳥新聞の学区回覧を行ったり、ふるさと学習テーマまとめ発表会で保護者や学区の方を招いて発表したりすることにより、子供たちも自分たちの取組に成就感を抱くことができている。そして、子供たちが真剣に取り組んでいる愛鳥活動を保護者や地域の方も理解し、学区が一体となってサポーターになってくれている。
④「つなげる」活動では、昨年度は3年生が市役所への提言を、6年生が他校の小学生と交流して自分たちの取組を紹介することができた。学区外の人たちにも、自分たちの取組と生平学区の自然環境の素晴らしさを伝えることができた。それは、自分たちの愛鳥活動を見つめ、ふるさと生平のよさを強く意識することにもなり、子供たちの自然保護やこれからの野生生物保護活動へ思いを高めていくことにも大変効果があったと考える。
アピールポイント
(工夫したこと、注意・注目したことなど)
自然との共存を目指す。
学区は山間部の地域であるが、開発工事や住宅の改築が進み環境は変化している。それに伴い、子どもたちは野鳥の営巣率が低下していることに気付き、便利な暮らしを求めながらも野生生物が生きる自然との共存の必要性に気づき始めた。
子どもたちが考えた、営巣率を高める巣箱の設置条件をもとに実験検証し、学校周辺の身近な森林で自分たちにできる野鳥の保護活動に挑戦してきた。地球・地域にやさしい生活の仕方を考え、自然と共存できる野生生物の保護活動を考えていきたい。
