
活動内容
8年前より美幌町の河川で美幌博物館を始め専門機関と連携し、特定外来生物に指定されている「ウチダザリガニ」駆除活動を通じて在来種の魚介類(絶滅危惧種に指定されているニホンザリガニ・カワシンジュガイやヤマメ、フクドジョウなど)の保護活動を行っている。
同時にウチダザリガニ有効利用の研究として肥料作りを行い、野菜栽培で活用している。
近年、プラスチックの摂取による魚介類への被害が深刻化していることから在来種の魚介類保護を目的に河川や湖沼での水質調査・水質浄化活動を始め、魚道整備や国際的な問題となっている「マイクロプラスチック問題」解決に向けて大阪商業大学を始め10の大学、11の企業・団体との共同研究で全国6カ所と国外2カ所での「市民参加型マイクロプラスチック調査」「プラスチックゼロ社会実現」に向けた活動を展開している。
活動紹介動画
活動による成果・効果または活動によって
今後期待できること
この8年間の活動で地域住民対象の交流会を開催するなどして12,000匹以上のウチダザリガニ駆除を行い、増殖を抑え生息数の減少に一役買っている。ニホンザリガニ保護活動も2016年より行い、これまでに美幌町河川の6カ所にて200匹近く生存を確認し、ウチダザリガニを進入させない活動を関係機関と協力しながら行っている。
その他在来種の魚介類も着実に増加し、生きたニホンザリガニ・カワシンジュガイも2017年より発見でき、駆除の効果を実感しており、ここ数年間で在来種の生息範囲が拡大している。
在来種の生息環境改善に向けて今年の10月に美幌川で「魚道整備」を「魚道を守る会」と協力して行います。魚たちが下流から上流へ自由に遡上できるように落差工の両サイドに間伐材を利用した魚道を設置する予定である。
魚道設置後に美幌川流域全体に豊富な種類の魚類が見られるのを今から期待される。
外来生物にも水質悪化の影響が懸念されることから2018年より美幌町の河川や下流にある網走湖で水質調査・木炭による水質浄化活動を行い、マイクロプラスチック調査活動も2019年より美幌博物館と共同で行い、魚類へのプラスチックによる被害状況を調査し、その結果を踏まえ今年度より美幌町を始め、東京、愛知、京都、和歌山、沖縄での地元住民とのマイクロプラスチック調査やプラスチック未使用の野菜栽培を実施し、その野菜を大都市圏への販売することで多くの人たちに環境保全活動の大切さを普及する活動を行っている。
今年度だけでも活動の協力団体は20を超え、活動の参加者や活動発表関連の講演会においては傍聴者が合計で5,000名以上となり、活動の普及・推進は着実に広がっている。
アピールポイント
(工夫したこと、注意・注目したことなど)
活動を普及・推進するため子供から大人までを対象とした交流会を世代別に分けて実施したこと。例えば幼稚園児から小学3年生までは、駆除などの活動の様子を紙芝居にして発表し、ウチダザリガニ肥料で栽培した野菜を配布、給食に使ってもらい試食して子供にも解りやすい内容で普及しました。
小学4年生から大人までを対象にした交流会では、実際にウチダザリガニ駆除を体験してもらい、美幌の河川の現状を伝え、活動を継続させることの大切さを訴えながら普及をしました。
今年からマイクロプラスチック問題に重点を置き、多くの人たちに活動に参加してもらうために「市民参加型マイクロプラスチック調査活動」を網走川流域の会と美幌町役場に協力してもらい、参加者を集めました。プラスチック資材を使わない野菜栽培でも紙マルチシートや防腐用の柿渋を使用し、大坂の阪神・阪急デパートでの野菜販売を通して北海道以外の人たちにプラスチックゼロ社会の実現に向けた普及活動に注目しました。
