篠山城堀の外来生物駆除活動

〇活動期間:2020年4月~
〇参加人数・部活名等
自然科学部 生徒10名、教員3名
〇活動場所
篠山城の堀

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活動内容

活動方法
(1)調査期間:令和2年~令和8年(4月~9月)
(2)今年度の調査日:令和8年 5月3日(日)、5月23日(土)、6月13日(土)、7月11日(土)、8月18日(火)、9月12日(土)
(3)調査場所:篠山城の東馬出堀と南馬出堀(兵庫県丹波篠山市) 
(4)調査方法
それぞれの堀で定置網1個ともんどり10個を使用し、生物を捕獲した。外来生物については学校に持ち帰り、種類と個体数、体長、生物量(総重量)を記録した。在来種については種類と個体数を記録して元の場所に戻した。
(5)胃内容物の調査
捕獲したウシガエル(成体)については、解剖して胃の内容物を調べた。

結果
(1)外来生物の捕獲個体数
令和2年から昨年までの6年間で合計21,071個体の外来生物を捕獲し駆除した。
(2)ウシガエルの胃内容物
昨年捕獲した3個体のウシガエルの成体を解剖し胃の内容物を調べた。アメリカザリガニとコガネムシ、スジエビ、ウシガエルの幼生を食べていることがわかった。

活動紹介動画


成果・工夫した点

・工夫したこと
 ウシガエルは、もともと食用として持ち込まれた生き物なので、捕獲したウシガエルの成体の足を、唐揚げなどにして試食した。鶏のささ身のような食感で、おいしくいただくことができ、食材として十分活用できることがわかった。また、アメリカザリガニも泥抜きをしてから天ぷらやエビチリなどにして試食した。エビと同じような味と食感になり、言われなければアメリカザリガニと気付かないようになり、食材として活用できることがわかった。一方、ブルーギルは特定外来生物であるため、飼育して泥抜きができず、調理することはできなかった。

・地域との連携
 篠山城の外来生物の駆除は、丹波篠山市役所が事務局となっている「農都ささやま外来生物対策協議会」が取り組んでいる堀のハス群落地を守る活動の一環として行っている。行政と連携することで、認知度が高く近くの住民から声を掛けていただくことが多くある。

・継続している点
 この活動を先輩から受け継いで地道に続けているが、活動をやめてしまえば再び、外来生物の多い環境に戻ってしまうことが懸念される。今後も、駆除活動を続け、外来生物のいない本来の生態系を取り戻していきたい。

・今後期待されること
 毎回、捕獲した外来生物の全個体の種類、体長、重量を記録している。そのデータを分析し、外来生物の駆除による生態系への影響や効率のよい駆除方法などの研究に役立てることができる。駆除活動の報告や研究したことは、毎年、地域の環境フォーラムや各種発表会で発表することで、地域の環境問題として多くの方と共有することができている。今後は、駆除した外来生物の活用方法の研究が課題となっている。


🏫学校情報

兵庫県立篠山東雲高等学校
〒669-2513
兵庫県丹波篠山市福住1260